詩について語る時に僕の語ること

日常の中で私の中に溜まった言葉を紡いでいきます

一人よりも

一人でいるのが好きだと思っていた

 

みんなでワイワイするのが苦手だと思っていた

 

飲み会が嫌いだった

 

遊びの誘いが嫌だった

 

自分は一人が好き

 

一人でいたいのだと思っていた

 

自分の時間を取られるのが嫌だった

 

一人でいるときが一番楽しかった

 

一人でいるときの自分が本当の自分

 

それ以外は仮初の自分

 

 

ずっとそう思っていた

 

でも違った

 

 

僕は一人が好きなんかじゃない

 

一緒にいたいと思える人がいなかったんだ

 

みんなでワイワイするのが苦手なんかじゃない

 

自分を出せる仲間がいなかったんだ

 

飲み会が嫌いなんかじゃない

 

一緒にお酒を飲みながら話せる人がいなかったんだ

 

遊びの誘いが苦手だったんじゃない

 

遊びたいと思える人がいなかったんだ

 

 

今は違う

 

今は一人でいるよりも楽しいと思える人ができた

 

今は一緒にいたいと思える人がいる

 

今は本当の自分を出せる仲間がいる

 

今は一緒にお酒を飲みながら話したい人がいる

 

今は自分から誘いたい人がいる

 

 

一人よりも幸せだと自信を持って言える

 

大人は孤独に弱い